カークランドはどんな薬?

カークランドは「ミノキシジル」が5%含有されているローションタイプの外用薬です。

適用は「脱毛症全般」でAGA(男性型脱毛症)に対しては「フィナステリド(品名:プロペシア)」との併用で最も治療効果を発揮すると言われています。

現在日本国内で承認されているミノキシジル製剤は大正製薬から発売されている「リアップ」のみです。

それ以外の薬については全て未承認となっています。

リアップに配合されているミノキシジルは1%ですのでそれに比べて5倍のミノキシジルが配合されている「カークランド」にはより高い治療効果が望めると言って良いでしょう。

ただし、国内では流通していない医薬品なので入手するには個人輸入で購入することになります。

(個人輸入についての詳細はまた後ほど詳しく説明していきます)

ミノキシジルについて

カークランドの主成分である「ミノキシジル」について説明していきます。

ミノキシジルはもともとアメリカで開発された薬効成分で、経口血圧降下剤として開発されていました。

この当時は今のような「発毛目的」ではなかったということになりますので、この成分が持つ「発毛効果」は副作用ということになります。

脱毛症やED(勃起障害)の治療薬には本来別の目的で開発され、治験の段階で発毛や勃起力改善効果が認められ、スイッチしたものが多くあります。

日本の脱毛症患者の約9割がAGA(男性型脱毛症)ですが、この時処方される「フィナステリド(プロペシア)」も元はと言えば“前立腺肥大症”の治療薬として開発された成分です。

ミノキシジルの元々の目的が「血圧低下」であり、作用機序(薬の効き方)としては“血管を拡張させて血流を促進させる”というものです。

したがってミノキシジルの持つ血管拡張効果については高いものが期待できます。

AGAやびまん性脱毛症(女性に多い脱毛症)などは血流障害によって引き起こされると考えられていますのでミノキシジルが持つ血管拡張効果には大いに治療効果が期待できるということになります。

ミノキシジルは開発当初から経口薬として製造されていましたが、「脱毛症治療薬」として認可された時には「塗り薬」が人気を博しました。

現在は「塗り薬」と「経口薬」の2種類が発売されていますが、今回紹介する「カークランド」はローションタイプの塗り薬になります。

塗り薬と飲み薬の効果の差について

現在ミノキシジル製剤には「塗り薬」と「飲み薬」があると説明しまたが、ではこの二つのタイプには効果の差などが存在するのでしょうか?ここでは「塗り薬」と「飲み薬」の違いについて説明していきましょう。

まず、塗り薬の場合以下のような特徴があります。

  • 脱毛部位にピンポイントで成分を浸透させることができる
  • 頭皮から吸収させるタイプなので頭皮付近の毛細血管に作用させやすい
  • 副作用が少ない
  • 血管への浸透率は飲み薬と比べると低い
  • 取り扱いが面倒臭い(塗布後のマッサージや液だれなど)
  • 1%ミノキシジル含有のリアップ(大正製薬)がドラッグストアーや薬局で気軽に購入出来る

など。

一方の飲み薬の方は

  • 消化管から有効成分が吸収されるのでより多くの成分が作用するので高い効果が期待出来る
  • 取り扱いが楽
  • 全身の毛に対して効果が出る(頭髪だけとは限らない)
  • 副作用が塗り薬よりも強い
  • 併用禁忌や飲み合わせに注意する必要性がある
  • 低血圧や貧血、心臓病の人には処方できない
  • 飲み忘れに注意しなければならない
  • 現在ミノキシジル内服薬は厚労省の許認可を得ていない

などがあります。

どちらも長所、短所ともにありますのでどちらのタイプが自分の身体状態やライフスタイルに合っているかで選ぶと良いでしょう。

「リアップ」以外のミノキシジル塗り薬は経口薬と同様個人輸入を使って取り寄せるかミノキシジル外用薬(病院でミノキシジルが調合されたものなのでカークランドではありません)を取り扱っている皮膚科や美容外科などを受診して入手することになります。

ミノキシジル塗り薬のメリットとデメリット

ミノキシジルは毛母細胞に直接作用して活性化し、毛母の細胞分裂を促進させます。

こうして髪の毛の成長を手助けしてくれる働きがあるので直接頭皮に塗る(あるいはスプレーする)「塗り薬」は高い効果が期待できそうですが、「塗り薬」ゆえのメリットとデメリットがありますので、ここではその点について説明をしていきたいと思います。

(薬の形状によるメリットとデメリット)

まずはミノキシジル製剤の外用薬(塗り薬)にはどのようなテクスチャー(質感)があり、テクスチャーごとにどのようなメリットとデメリットがあるのかということです。

この質感によって使用感が全く異なってくるので外用薬としては重要な要素となります。

  • スプレータイプ:頭皮全体に塗布しやすいのが最大のメリットですが、空調などで霧散しやすいく液だれも起こしやすいというデメリットがあります。
  • ローションタイプ:スプレーやリキッドタイプに比べると乾燥しにくく、時間をかけてしっかりと有効成分を毛母細胞や頭皮付近の血管に届けることができるというメリットがあります。

しかし一方でべたつきやすくヘアスタイルによっては塗りにくいというのがデメリットになります。

  • リキッドタイプ:髪型を問わず使用できます。

またベタつくこともなく使用感はまずまずでしょう。

その上毛穴い直接入り込みやすいのでより確実に毛母細胞にミノキシジルを届けることができるというのが最大のメリットです。

しかし一方でデメリットとして考えられるのは、液だれしやすく使用時には目や口に入らないよう十分注意をして使わなければなりません。

(経口薬との比較におけるメリット)

外用薬は経口薬(飲み薬)に比べると以下のようなメリットがあります。

  • 消化器系の副作用が出にくい(下痢や悪心嘔吐など)
  • 脱毛部にのみ使用できる
  • 飲み忘れなどが少ない
  • 飲み合わせや併用禁忌などについての懸念がない

(経口薬との比較におけるデメリット)

  • 液だれやべたつきなど使用感が良いとは言えない場合がある
  • 同じ含有割合であれば経口薬の方が効果が出やすい=経口薬の方が少ない成分で同等以上の効果が期待出来る
  • 塗布後のマッサージなどが手間
  • 外出先で使いにくい

などがありますので、カークランド購入時の参考にしてください。

国内でカークランドを入手する方法

カークランドは現在厚労省から正式な許認可を得ていない薬剤ですので病院では取り扱いができません。

したがって、入手するには個人輸入を使うことになります。

個人輸入と言っても自分で全ての申請を行うわけではありませんので安心してください。

ネットで輸入薬を取り扱っている通販サイトなどは個人輸入代行業者によって運営されています。

(無許可で医薬品販売を行っている悪質業者には十分注意して下さい。


個人輸入で未承認医薬品を購入することは法律上認められている行為なので、業者の信頼性さえ証明されれば普通の通販サイトのような感覚で購入することができます。

信頼できる個人輸入業者であれば現地ブローカーの情報や、オリジナル医薬品への品質保証、安全性への取り組みがきちんとサイト内に記載されていて、サイトレビューも高評価であることが多いので、そのような業者を選ぶと良いでしょう。

一般的な通販サイトと違うのは「在庫を販売しているわけではない」という点です。

あくまで海外の販売業者からエンドユーザー(この場合は薬の購入者)との仲立ちをして、エンドユーザー個人あてに薬が届くよう必要な申請を代理で行ってくれる業者になります。

(個人輸入代行を利用する時の注意事項として)

  • 購入数には上限がある:法律で規定されている上限量の範囲内で購入することになります。
  • 能書が全て英語表記:日本国内で流通していない医薬品を購入することになるので、能書は全て英語表記が基本となります。

したがって副作用や用法用量に関する情報は自分で収集することになります。

  • 基本的に全て自己責任です。

これらのことをしっかりと把握した上で個人輸入代行を利用するようにしてください。

副作用について

カークランドには現在以下のような副作用が報告されています。

  • 頭皮の発疹、かゆみ
  • 制欲減退
  • むくみ
  • 体重増加
  • 皮膚の紅潮

など。

このような症状が出た場合は一旦使用を中止し、皮膚科に相談するようにしてください。